「きょうのば」は、バンクーバー(カナダ)で、自己の成長・前向きな行動を支援する、ワークショップ(研修)の企画・運営を行っています。

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自分らしい人生を、カタチにしていく力を身につける「きょうのば」
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溝口 寛のコラム
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2007.12.20
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守備的思考(モヤモヤ)からの脱出。


 「トムソーヤの冒険」を書いたアメリカの小説家、マーク・トウェインさんは、
人生や生き方についての数多くの名言を残した人としてもよく知られていますが、
今回、ご紹介するのは、毎日暮らしている中で、誰もが積極的に人には言ったり、
相談はしないまでも、頭の中で何かしら考えたり、悩んだりしている不安や疑問、
戸惑いに関する名言です。覚えていると行動する時に何かと便利です。

I've had thousands of problems, most of which never happened.
I am an old man and have known a great many troubles, but most of them never happened.


これまで生きてきて、たくさんの問題を行動する前にいろいろと気にはしてきたけど、
実際に行動してみると、ほとんどの問題は、起こらなかった・・・。
訳するとこんな感じでいいと思うのですが、いかがでしょうか?

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 このことは、現在盛んに研究されている私達の脳の働き(思考)のひとつの知識へと
つながっていくことになるのですが、私達の脳の中で行われている思考の大きな役割は、
いつも私達が安全に生存することを、意識に働きかけることが主な役割になっています。

つまり、いつ何時でも私達の思考は、外部からの危険を無意識にすばやく察知して、
私達を危険から守るように、安全装置(センサー)が働いているような感じです。

そうすると「危ない!」と感じるものを、思考の中で探し当てると
それが、大きいもの小さいものにかかわらず、安全装置が瞬時に働き、
「そっちに行ったら危ないよ〜」という警告が、意識の中をかけめぐるような
仕組みになっていると言われています。

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 実は、ここのところ、2008年のビジョン(行動計画)を立てるということで、
頭の中であれこれ、今年やってみたいことを考えていたのですが、
なかなか、このビジョンの詳細をまとめることができない日々が続いていました。

そうすると、いつの間にか「もし、こんなことがあったらどうしよう〜?」
「やっぱりこのままではいけないだろう〜」という不安や焦りの気持ちが大きくなりはじめ、
頭の中がずいぶんモヤモヤしていました。このような状況では、当然のことながら、
前に進んでいく力を感じられないままの日々が続くことになります。

幸い、今回のコラムで書いているような思考の働きを思いだす機会があり、
その瞬間、頭の中の霧が晴れるような感覚を得ることができてスッキリしたのですが、
いつまでもモヤモヤとした思考の状況が長く続くと、その思考回路が強化され
次に抜け出すのが大変になります。いわゆる「負の思考のスパイラル」に突入し、
どんどんと気持ちが落ち込んでいくような状態
になっていきます。

 特に、何日も同じことをひとりで長時間考えこんでいたり、悩んだりしている時、
そして、それに重なるかのようして体調のよくない時、あまり体を動かしていない時は、
経験上、このパターンに陥りやすいのでは?と感じています。

この負のスパイラルに入りかけたような状況を、思考の罠(マインドトラップ)とよばれることがあります。

自分で何か、新しいことをしていこう?と前向きに意識してきたことが、
なかなか思うように事がはかどらず、逆に漠然とした不安や焦り、疑念に、
感情全体がおおわれて、元気がなくなっている状況と言ってもいいでしょうか?

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 今回、私の場合は、このマーク・トウェインの名言を思い出した時に、
「あっそうだった、今感じている不安や心配していることが、すべて起こるわけではないんだ〜。」
「自分の中で感じていること、考えていることをすべて信じなくていいんだ〜。」ということに気づき、
そこからふっきれ、「よし、まずは、今月の近い予定から考えよう〜。」と
前向きな気持ちが切り換り、元気を回復することができました。

最近、ずうっと元気がないな〜、このままではちょっとやばいな〜と感じられている方は、
この負の思考パターンに入りかけていないだろうか?一度疑ってみてください。
そして、そのような傾向が感じられる場合は、次のようなことをふり返ってみてください。

 私達の思考は、いつも私達を危険から守ろうと年がら年中、一生懸命働いていてくれています。
それ自体は、リスク回避ということでとてもありがたいことなのですが、思考から出される危険信号は、
「危ないよ〜」「いつもと違うことをしているよ〜」と私達が変化しようとしていることを教えてくれるのが
メインの仕事ということであって、出された信号が、すべて100%事実に変わっていくということではない!
ということなのです。

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 例えば、いろいろ不安があったけど、思い切って人の集まりに参加してみると
意外と気楽に過ごせて楽しかった・・・。とか、楽しいまでは、まだ行かないまでも、
参加できたことで、モヤモヤしていた気持ちが少しスッキリしたとか・・・。
誰でも経験したことがあるのではないでしょうか?何かしら具体的な行動ができて、具体的な結果が
うまれてくると、その結果がどうあれ、自然と元気というか小さな達成感が生まれてくるようです。

つまり、元気があるから行動できるところもあれば、行動するから元気がうまれてくる。
そんな風に考えても良さそうです。

日本の古くから受け継がれている言葉で、「悩んでいてもしょうがない。」という言葉がありますが、
いい意味で開き直りの入った素直な言葉だな〜と思います。

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