「きょうのば」は、バンクーバー(カナダ)で、自己の成長・前向きな行動を支援する、ワークショップ(研修)の企画・運営を行っています。

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自分らしい人生を、カタチにしていく力を身につける「きょうのば」
カナダのバンクーバーで学ぶ、気づく、考える。そして、じっくり「成長」していく。人生の変わり目、本番を迎えらているあなたの可能性を、全力で応援します。
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溝口 寛のコラム
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2008.6.20
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バンクーバーの留学生のメンタルヘルスについて


  在バンクーバーの日本領事館において、日加ヘルスケア協会との共催で
バンクーバーに滞在される留学生に対してのメンタルヘルス的なサポートを
どのようにして支援、対処していけるか?という課題についてのセミナーが、
精神科医やカウンセラー、語学学校関係者などが集まり行われました。

参加者予定人数30人をはるかに超える60人あまりの出席があり、メンタルヘルスへの
関心がかなり高まっていることを私自身も参加し、肌身に感じてきました。

留学生だけでなく、2008年よりカナダへのワーキングホリデー枠が9500人に増加
されましたので、30歳までの世代の方がこれからもバンクーバーに長期滞在
されることが増加してくる傾向にあります。

もちろん、留学生やワーキングホリデーの方だけに限らず、こちらで働いている
長期滞在者や移民の方々にも、このメンタルヘルスは、意識していく課題に
なっていくように思われます。近頃、よく聞くのが、出産をされてからの
社会復帰が上手くつながらなくて、困られている方もいらっしゃるということです。

私自身も、人生の転換期を迎えた30代でずいぶん落ちこみましたし、
他人事ではないと感じています。

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 今回のメンタルヘルスセミナーでは、主に次のようなことが話されました。

 ・メンタルヘルス的なサポートが必要とされる場合の領事館の対応方針

 ・文化の壁、言葉の壁といったストレスから表面化してくる不適応な問題について
 (内向型では、不登校、ひきこもり、摂食障害、自傷行為、自殺未遂など)
 (外交型では、暴力、麻薬、過剰な異性関係など)

 ・日本でもともとあった心の問題が、カナダでも同じように発生してしまう
  可能性があること。そのことについて、留学生を受け入れるカナダ側が、
  何も伝えられていないこと

 ・ファーストフード、甘い物の取りすぎ、不規則な生活など、生活習慣
  急激に変化しまうことがあること

 ・バンクーバーには、どんよりとした雨の季節が長く続き、落ちこむことがある。

 ・自殺の危険があると感じられた留学生への対応の仕方

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 話しは、少し飛びますが、先日放送されたクローズアップ現代(NHK)
「新しい”うつ病とどう向き合うか?」では、うつ病の症状も少しずつ変化しており、
従来型のうつの症状とは違う、坑うつ薬が効かない否定型のうつ病も表れてきているようです。

人それぞれに人生ステージ、家庭状況、仕事環境、学校環境などがあり、その状況によって
いろんな心の状態、症状が出てくるので、これまでの教育を受けてこられた精神科医の先生でさえ、
どのように診断し、薬を投与し回復に向かうことができるか?その難しさを感じ、戸惑いを持たれている
ことを知りました。

 うつ病の診断基準(米国精神医学会)
 ・一日中憂うつ・興味がわかない・食欲不振(過食)
 ・不眠(過眠)・動きが鈍い・疲れやすい・自責の念
 ・集中力なし・自殺願望

うつ病の診断には、上記の9項目の内、5項目があてはまって、
それが2週間も続いていると、うつと診断されるとのことですが
皆さんはいかがでしょうか?

日本では、最近心療内科に行くこともだいぶ抵抗が、薄れてきているということですが、
留学生の方の中には、まだまだ違和感を感じられている方もいらっしゃるということなので、
自分から診察を受けたり、カウンセリングを受けたりするアクションになかなかつながらない
例もあるということですが、うつの場合は、初期段階での治療が、後々の薬の投与を
減らすことにもなりますので、専門医師による相談をご一考ください。

●ピアねっと (バンクーバーでの相談、悩み、医者、ヘルプリスト)

 最終的に番組では、個人が抱いている漠然とした不安感や孤独感をやわらげていく場、
仲間作りの場をつくっていくことや、このような心の問題に対して、医者だけでなく、
心理士、看護士、保健士、ケースワーカーなどいろんな人が一緒になってチームに
なってやっていくことの必要性があげられていました。

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 私が、きょうのばの活動を通してできることは、変化の激しい、先行きの安定感が
あまり感じられない時代の中で、自分らしい人生を進めていく上でのビジョンづくりや
願望をもつうえでの気をつけたい点、短期目標設定の仕方、行動計画の立て方、自分に
あった職業観の持ち方、人生の逆境時の対応策など、自分自身と向き合いながら、
どのようなツールや考え方をもって、自分の考えや思いを整理し、行動にうつしていけるか?
知識を学び、自分をトレーニングする「自分育成の機会」を世の中につくり出していくことです。

 このようなことは、現在の学校の教育システムでは、まだまだ浸透していないことですが、
公立中学校の元教員として、一度人生での深い落ちこみを経験しているヒトとして、
これからの時代により良く生きていくうえで、このようなワークショップを一度でも体験されていると、
考える順序が順序立てられ、気分的にも、少し楽になるのでは?と感じています。

メンタルヘルス面で考えると、症状が表面化、深刻化する以前の予防的な部分、
もしくはメンタル面での強化につながるかと思います。

 このような取り組みに共感していただける皆様と協力しながら、
メンタルヘルスのサポート感を感じる社会、心のつながりを感じるコミュニティーをクリエイトしながら、
私自身もその輪の中で、自分を活かしていくことができればと願っています。
どうぞよろしくお願いします。

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