「きょうのば」は、バンクーバー(カナダ)で、自己の成長・前向きな行動を支援する、ワークショップ(研修)の企画・運営を行っています。

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自分らしい人生を、カタチにしていく力を身につける「きょうのば」
カナダのバンクーバーで学ぶ、気づく、考える。そして、じっくり「成長」していく。人生の変わり目、本番を迎えらているあなたの可能性を、全力で応援します。
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溝口 寛のコラム
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2008.7.5
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2008年ワーキングホリデー(カナダ)急増にむけての懇談会


 バンクーバーの日本国総領事館とピアねっとの共催で、2008年度から9500人の枠に広がる
ワーキングホリデーの方々のバンクーバーでの暮らし(雇用、安全、メンタルヘルス)について
どのようなサポートが必要なのか?また最近のワーキングホリデーの方の意識の変化など、
雇用主の方やレストラン関係者、各メディア、カウンセラーなどが集まり、今後の考えられることや、
これまで起きてきたことについての情報交換の場が設けられました。

ワーキングホリデーの方の意識の変化の中で多く出てきたのが、
明確な目的をもってカナダに渡航されている方と、目的が定まらず、自分探しの過程として
カナダに渡航されている方と、大きくわけて2つに別れ、割合としては、後者の方が
ずいぶん多くなってきているということでした。


また、カナダに渡航する際に、いろんな説明会などでは、海外暮らしの「光」の部分に
ついての情報は、多く行き渡っているものの、「陰」の部分については、あまり情報が
行き渡っていないということもありました。私自身も、この会に参加して、いろんな知らない実情に
触れることができました。

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 では、滞在者の安全を守ったり、バンクーバー(カナダ)の暮らしの中で何が起きているか?
知っておいた方がいいと思うような情報をどこが、どこまで発信していくか?領事館サイドでは、
邦人安全スポット情報として、バンクーバー新報では、情報ラインを使ってなど、
各メディアなりの発信はしているものの、実際は、どこまでその情報が行き渡り、読まれて
自己の安全を守る意識が高まっているか?は疑問です。という感想がありました。

●バンクーバーの日本国総領事館の「法人安全スポット情報」
●バンクーバー新報「情報ライン」
●日本ワーキングホリデー協会(カナダ編)

また、カナダにおける雇用数の確保から、今年から
E-LMO(Expedited Labour Market Opinion Pilot Project )という
ワークビザ発行における簡易プログラムも始まっており、留学生やワーキングホリデーの
雇用条件でも、かなりの変化が予想されます。

●E-LMO(Expedited Labour Market Opinion Pilot Project)について
●カナダ政府からのE-LMOについてのお知らせ

そういう意味で、安全情報、もし何かが起きた時における対応のしかたなどに特化した情報の
インフラ整備(配布物、ホームページの設置も含めた)が大切になってくるのでは?
というところまで話しが進行しました。

また実際に、安全や雇用、メンタルヘルスの情報を伝えようと、ワークショップやセミナーのようなものを
開催しても、なかなか人が集まらない。という現状もあるということです。どうしたら
そのような情報を受け取りやすく伝えられるか?世代間の考え方のギャップもあり、
こちらから伝え方を工夫することが大切ではないか?と建設的な意見も出ました。

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 今回、この懇談会も第一回目ということで、具体的なビジョンや方針などが
決まってはいないのですが、邦人保護としての立場のある領事館サイドが
どこまで、カナダのコミュニティーの中まで入ったサポートができるのか?
どの辺りがボーダーラインで、どの辺りからは、コミュニティーでのまとまった
積極的な取り組みが必要なのか?

また、私達自身がどこまで横のつながりのネットワークを強化して、
インフラ整備に取り掛かっていけるのか?どの方が、最終的なリーダーとしての
イニシアティブを発揮しながら、この流れや改善点をサポートしていていけるのか?
またサポートに必要な費用的な問題は、どこから捻出できるのか?

それぞれの分野によって、できること、できないことがあると思いますが、
今回の懇談会をオブザーバーとして、少し外側から聴いていた私にとっては、
バンクーバーの日本人コミュニティーの結束なり進化が、時代の変遷の中で
試されているように感じました。


 私自身も、もっと前に出なければと感じたとともに、頭の中では「共生」「共存」というキーワード
浮かび上がってきました。留学生、ワーキングホリデーの方、移民、短期滞在者など、
世代間、業種間をこえて、人としてつながっていくような、共に生きていくような意識や取り組み、空間が
肩の力を抜いたところで、必要になってきたような気がします。東京では隣人祭りという動きも出てきました。

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最後に、ピアねっとの加藤恵津子さんの講演記録です、男女間、世代間の割合
渡航動機など現在のカナダにおけるワーキングホリデー、留学生の動向に触れることができます。

 次の文章は、●ピアねっと(講演記録2002)からの引用です。

>今、バンクーバーの日系コミュニテイに望まれることは、一時滞在者を、病人扱いすることなく、
>また「遊びでちょっと来ているだけの人間」と軽視することもなく、彼らに実践的な援助の手を
>さしのべることだと思います。

>彼らに代わって「本当にやりたいこと」を見付けてあげることはできませんが、
>少なくとも安全な環境を提供することで、彼らの自己実現をサポートすることはできます。

>日系コミュニテイに望むサービスで一番多かったのは、まずはなんでも相談できる「電話窓口」を
>設置してほしいということでした。そしてバンクーバー島や、バンクーバー周辺の地域からも
>かけられるように、できればフリーダイヤルを、という声も聞きました。

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 人のサポートには、直接的、間接的にせよ、人の力(マンパワー)が必要になってきます。
そのサポートも充実したサポート、専門的なサポートになればなるほど、コストがかかってきます。
また広告のコスト、会場代、販促物、ホームページサーバー代、情報更新料、オフィス賃貸料など、
そこには必ず運営費用がでてきます。

 サポートする側が一般の会社や個人の場合、社会貢献の精神とともに、それぞれの暮らしや夢、ビジョンも
あるわけで、サポートを提供する側としてもどういうカタチで心地いい空間、仕組みをつくっていけるか?
やはり無料サポートとなると、非営利団体に任せざる負えないのか?しかし非営利団体と言えども、
その期待を受けとめるだけのキャパシティーをどれだけ、抱えられるのか?

いずれにせよ、ひとつの機関や団体だけに、問題や相談を任せるというよりは、企業側、学校側など、
無料、有料にかかわらず、日本人コミュニティーの中で双方ににサポートしあう風土、ネットワークの
再構築の必要性を感じています。さて、私は、この流れの中でいったい何ができるのだろうか?

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